チャレンジオープンガバナンス2017裾野
2017/11/16
静岡県裾野市にてICT化したいワークショップ「裾野市のITって遅れてる?みんなで楽しく話してみよう!」が行われました。
チャレンジオープンガバナンスのテーマとして応募されたワークショップで
裾野市役所職員、Code for Numazu、裾野市民など様々なメンバーが
垣根を超えて話し合い、田舎のITって本当に遅れているんだろうか?
ということについて考えていきました。
<IceBreak>
生活、環境、経済、教育、交通、行政の中で
使われているITの技術は何があると思うかを付箋に書き出して
ホワイトボードに貼り付けてみよう。
生活の項目ではたくさんの要素が出てくる中、行政の項目では付箋が少なく
これは行政がIT化が進んでいないのでは?という課題も見えて来ました。
<田舎ITの遅れ>
2020年にプログラミング授業が必修化するが、プログラミングという教科ではなく
今ある教科の中に取り組む形になることが決まっている。
都会では塾やプログラム合宿などで子供達が進んで教育を受けられる場が
整っているが、田舎では単発のイベントで終わってしまう。
それでは長続きせず、世間のICT化の波に取り残されてしまうのでは…
という不安がある中で
「教える人がいないから遅れている?」
「ITリテラシーが低いから?」
本当に遅れているかどうかをデータを見て判断しよう!
ということで今回のワーク開催を決意したという。
<裾野市のIT人口>
統計データでITの業種は、情報通信業1.2%と他の職種よりも低いことが判明。
でも統計の数値には見えない部分が隠されていると市川氏は語る。
大手企業のには情報通信業じゃなくても、システム部門が必ずあるので
そこにITに詳しい人が含まれている事。
裾野には住んでいるが県外でIT業に就いている人などは数値に含まれないという。
また、貢献市民として元裾野市民を巻き込む事で裾野市のITが活性化する
きっかけが作れる。
現在日本政府はスマートシティを目指す計画を立てており、
生活、環境、経済、教育、交通、行政の6つのジャンルで
IT推進化を図っている。
<ワークショップ1>
裾野をスマートシティにするには、それぞれの項目でどういったことが課題になるかを
考えて付箋に書き出し、ホワイトボードに張り出す。
Icebreakの結果とは逆に、行政や交通などの部分に課題の付箋が集中した。
<ワークショップ2>
4コマ漫画を使って
課題→それによって困った事→解決するアイデア→アイデアの効果
を考え、作り終わったらテーブル内でフィードバック
それを受けてもう一度4コマ漫画を作り出すという手法でアイデア出しを行いました。
絵が描けない人向けにはキャラクターを印刷した用紙が渡され
切りはりして4コマ漫画を作成しました。
ブラッシュアップした4コマ漫画のアイデアをテーブルの代表者が発表。
・免許返納のための買い物サービス
・バスが時間通り来ないことをお知らせする「来ねーよ」ボタン
・電子商店街
・渋滞解消の為の空飛ぶ車
・健康相互監視社会のダイエットコミュニティ
・学校でPCでの調べもの授業
など、自由な発想のアイデアが生まれました。
こういったアイデアを実際に使うとどうなるか、どうやって実現するかなど
さらに深掘りしていくための取り組みを裾野では今後も開催していく予定です。
Posted on: 2017年11月21日, by : h.ichikawa