Code for Numazu 定例会第13回(報告)
2017/7/1
Code for Numazu 定例会第13回が開催されました。
今回は沼津市街地にあるアーケード名店街の中で行われる、1日市の中で
商品を買って持ち寄りながら、街ゆく人も巻き込んで話し合おう!
という趣旨で行われました。
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<アジェンダ>
概略!「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」
・IT戦略の新たなフェーズに向けて「データ」が人を豊かにする社会の実現
・「官民データ利活用社会」のモデル構築に向けて
・官民データ活用推進基本計画に基づく推進の施策
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
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<IT戦略の新たなフェーズに向けて「データ」が人を豊かにする社会の実現>
データがリアルタイムに蓄積・発信できることにより場所や分野を超え
情報が世界中に広がり、知識・知恵のデータも横断的に繋がることで
社会構造の大きな変化が起こる。
課題:個人情報、知的財産権、サイバーセキュリティ対策、倫理のあり方
対策:アジャイルで素早く反復を繰り返し柔軟に政策、KPIを調整
目的:
1.全ての国民が意識せずその便益を享受し、データが人を豊かにする社会を世界に先駆けて構築する
2.このモデルを他国に展開し、世界的に認められる官民データ利活用社会の実現を目指す
ディスカッション:
「こういった社会になったとき人間は何をするか?」
◆機械に命令する神の立場でになる?
機械とよりそいあって生活をしていくようになるのではないか。
◆自分の職が機械にとって代わられてしまうのでは?
仕事の内容をノウハウを出して売っていく仕事に変わっていかないといけない。
◆お金が必要なくなるのでは?
紙の紙幣は減っていきブロックチェーンに変わっていくのではないか?
<「官民データ利活用社会」のモデル構築に向けて>
データ利活用を通じ知識や知恵を共有し、様々な価値を高めることが可能な時代。
日本の置かれた状況を踏まえた、データ利活用によるライフスタイルの提案
1.経済再生、財政健全化
2.地域の活性化
3.国民の安全、安心の確保
官民データの利活用に向けた環境整理
・オープンデータ
・ペーパレス
・データのルール整備
・サービスプラットフォーム整備
・研究、人材育成
・マイナンバー普及促進
「地方、推進本部」「政府」「事業者」が全体を俯瞰しつつ横断的に取り組みを進める。
ディスカッション:
◆ITへの理解ができない人は社会から取り残されていくのでは?
仕組みが変われば理解がなくてもITを使っていく状況になる。
◆民間や個人だけ情報がオープンにされている気がする
イメージが先行しているので、データ化するメリットを打ち出す必要がある。
最後の一人にリーチするのは地方自治体の仕事。
<官民データ活用推進基本計画に基づく推進の施策>
基本計画の策定と実施に向けた取り組み。
・公益価値の向上
・事実関係に基づく施策
・重複なしの分担、連携
・KPIを定量的に示す
この4つを周知し、国民や事業者へのメリットを共有する。
①電子行政
➁健康、医療、介護
➂観光
④金融
➄農林水産
⑥ものづくり
⑦インフラ、防災、減災
⑧移動
重点8分野において、各プラットフォームのデータを標準化し連携する。
官民データ活用の基本方針
・国と地方公共団体の施策の整合性確保
・成果の横展開
・EBPMの推進
ディスカッション:
◆これからのまちづくり、計画→完成までの時代の変化どう合わせる?
利用用途を現在の基準で定めず、柔軟に対応できるデザインを考える
◆農林水産にITをどう活用する?
牛のお産をITで管理する等、リスク管理や取り入れる部分はたくさんある。
<SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS>
世界を変えるための17の目標がある。
1.貧困をなくす
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働き甲斐も経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
これらの持続可能な開発を達成するためには、経済成長、社会的包摂、環境保護という3つの
主要素を調和させることが不可欠である。
ディスカッション:
◆この課題に対する背景を理解しないと解決策が思いつかない。
◆先進的な技術をもっていけば解決するのではないか?
仕組みや設備だけを課題にあてても、奪われ壊されてしまう。
その為に質の高い教育が必要なのではないか。
◆自分たちがやる意味は何か?
沼津の課題だけを考えるのではなく、世界の課題を沼津で考えることによって
ほかの地域から沼津に目を向けてもらい、つながりができるのではないか。
◆Code for Numazu としてはどう取り組む?
データを使って課題を定量的に判断していく
シビックテック関連のイベントは日中や、夜に行われることが多いのですが
早朝に行うことでいつもと違う人に活動を見てもらったり、メンバーへの
拘束時間が変わるので、活動時間を変えるというのは単純に見えて大きな
変革だと感じました。
早朝から参加していただいたみなさんに感謝いたします。