Wikipediatown in 沼津(報告)

4/9 日曜日 WikipediaTown in 沼津を静岡東部で初開催しました。

Wikipedia Townで地元をもっと好きになろう!
1、見る・歩く
2、調べる・編集する
3、好きになる
で地元への愛着心を育て、情報発信。

【編集ターゲット】
・長塚古墳【Wikiなし/ソースの確認】
・高尾山古墳【Wikiあり/追加ソース確認と現場確認】
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「オープニング挨拶」 Code for Numazu
・なぜWikipediaTown in 沼津 を開催したのか
・沼津の文化財はどれくらい?情報少なすぎ問題
・年内に沼津の史跡コンプリートを目指そう!

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「WikipediaTown説明」 ウィキペディアン:海獺さん
<Wikipediaについて>
Wikipediaは信頼されるフリーな百科事典。
共同作業で作り上げるプロジェクトでもある。
現在295言語の版があり、日本語版の記事は105万件と紙の百科事典より圧倒的に記事の数が多い。
世界では6番目、日本では9番目に閲覧数が多いサイトである。

「信頼性とは」
・誰でも編集可能→公平な目線で記事が作られる
・閲覧表示が常に最新版→過去との比較可能
・外部査読制度がない→何者の意図的編集も受け付けない
「紙の辞典との違い」
・書き換え可能である
→現在の研究では間違っている情報(例:舌の味覚判別位置)なども正しい情報に更新することができる
「Free」
使用、編集、複製、改変、配布、再利用可能。
ボランティア団体による運営で、検閲されない。
「編集における三大方針」
・中立的な観点→論争する場ではない、多角的な視点から書く
・検証可能性→真実かどうかではなく、第三者が検証可能かを重視
・独自研究は載せない→信頼性が崩れる可能性)

<WikipediaTownについて>
WikipediaTownはその地域に当たる文化財や観光名所などの情報をインターネット上の百科事典Wikipediaに掲載し、掲載記事へのアクセスの容易さを実現した街のこと。(本来はイベントのことを指すわけではない)
「WikipediaTownを行う効果」
・地元の価値の再確認
・情報の活用
・資料調査活用のスキル向上
・世代間交流が生まれる
・情報リテラシー、ネットリテラシーが上がる
・生涯学習成果をアウトプットできる
・図書館の本来の使われ方が浸透する
・地域貢献することができる
・イベント後にじっくりWikipediaを編集できる
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 「古墳の説明」 文化財センター:木村さん
<高尾山古墳>
・東日本最古で最大級
・もともと古墳の上に神社があった
古墳(方墳)としては登録されていたが、道路建設をする際に
神社が移動して、はじめて前方後方墳と判明した。・道路整備の前に調査することが決まり、調査を進めていくと埋蔵品として、
弥生時代末期・古墳時代最初期の土器、鏡、槍などがが出土しただの古墳ではないことがわかった。
・国内では珍しい未盗掘の古墳であり、埋葬者もかなりの重要人物である可能性がある

<長塚古墳>
・平成9~10年には指定に向けた発掘調査を教育委員会で実施し、
その結果を基づき平成11年に県史跡に指定されている。
・発見された時は盗掘されており、手がかりが少ない


高尾山古墳見学
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長塚古墳見学
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沼津図書館会議室で作業開始
<高尾山古墳>
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<長塚古墳>
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二つの班に分かれて
Wikipedia編集初心者がウィキペディアンにレクチャーを受け記事への取りかかり方から検討。
2〜3人で1項目ごとに分かれて編集を開始した。
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「班ごとの発表」
DSC_0713
<高尾山古墳班>
・概要の加筆、来歴の作成
・被葬者、現地情報の作成
・埋葬施設、都市計画道路建設の加筆
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%A1%9A%E5%8F%A4%E5%A2%B3_(%E6%B2%BC%E6%B4%A5%E5%B8%82)
<長塚古墳班>
・長塚古墳の新規ページ立ち上げ
・インフォボックス作成
・概要、発掘の経緯、規模、出土品、現地情報、脚注の新規作成
・写真の追加
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B0%BE%E5%B1%B1%E5%8F%A4%E5%A2%B3

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最後は皆さんで写真を撮って終了しました
DSC_0720

短時間でこれだけの加筆が行えたのは、古墳研究を重ねている地元の方々の見識と、レファレンスを張り切って資料の充実を図ってくれた沼津図書館の司書さん、予習をしまくってきてくれたウィキペディアン達と参加者の皆様の前向きな姿勢による効果がとても大きかったです。
Wikipediaの編集がとても楽しく、今後もWikipediaTownをもっと活用していきたいと感じるイベントになったと思っております。
皆様ご協力ありがとうございました。

Posted on: 2017年4月10日, by :

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