アーバンデータチャレンジ in 三島

2016/12/17-18 に静岡県三島市文化センターにて
アーバンデータチャレンジ in 三島が開催されました。
県内外から合わせて20名ほどが参加した今回のコンテストでは
三島市からの課題「若者が移住・定住しやすい街」を提供して頂き
この課題を解決するためのアプリやサービス開発を
課題提供・アイディアソン・Monacaハンズオン・オープンデータ講演会を含め
2日間で行いました。

https://www.city.mishima.shizuoka.jp/ipn028438.html

【1日目】
・アーバンデータチャレンジの説明

・オープンデータについて
オープンデータとは何か、利活用方法と静岡東部のオープンデータの現状についての
説明を参加者向けに行いました。

・三島市から市の課題を提供
三島市役所、情報システム課課長岩崎さんより、三島市が今抱える課題の中から
「若者が移住・定住しやすい街」というテーマをご提供いただきました。

<オープンデータ説明のグラレコとアイディア出しフレームワーク>

・アイディア出しフレームワーク
三島市のいいところ、課題、技術的要因、をカードに書いて出し合い
3つの組み合わせでどんな解決ができるかを検討。
それを参考にストーリーボードを作成して利用シーンを想定
意見をもらいブラッシュアップしたアイディアを、アイディアシートに書く
という形のフレームワークを行いました。
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・チームビルディング
作成したアイディアシートを元に興味のあるアイディアの人と一緒に
チームを作成。
今回は3チームが作成されました。
チームが出来た順にお昼ご飯の休憩を取り、順次開発開始です。

・ハンズオン
アシアルさんから頂いた教材でHTMLでiphoneとandroidの両方のアプリが作れる
Monacaのハンズオンを代表の市川博之が講師として解説しました。

・中間発表
自分たちのチームが何を作っているのかと、現在の進捗状況を発表しました。
19時で一度開発は終了し、各自作業を持ち帰っていく事になりました。

【2日目】
・開発
10時より開発開始ですが1時間前からほとんどのメンバーが集まっています。
各チーム必要な写真を撮りに行ったり、データを作成したり、プレゼンの準備をしたりと
それぞれが出来る事を行っていました。
病院のデータはありませんか?と1日目に三島市に聞いたところ、2日目には持ってきていただきました。
三島市の対応の早さが光ります。

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・オープンデータ講演会
15時よりオープンデータ講演会を開始。
オープンデータの意味と利活用方法、地域課題解決に取り組むには、静岡東部のオープンデータ状況についてと
市民と行政と一緒に、公民協業するための道筋をお話がされました。

審査員の西島さんから、Peppar君の紹介もありました。
市の職員の方と流暢な対話を実現したり、子供たちとも仲良く遊んでいました。
ロボットも活用した地域社会も始まりそうです。

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講演会参加の方から質疑応答も行われました。

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<オープンデータ講演会の議事録>

・プレゼン発表
16時で開発終了とし、そのままプレゼン発表に入りました。

「チーム1」
優秀賞
作品名:ドルフィン
子育て健康応援アプリ。病院の混雑具合を地図上に色分けで表示し、現在地から目的地までの経路を計算。
(質疑応答)
・病院の混雑情報は、リアルタイム情報ではなく、いつの時間帯が混みやすいかを固定のデータでまずは対応する予定。
・三島市の病院のデータは、三島市だけでなく、周辺のデータも入っていた。地域の人が使うデータも整備。
・健康の部分は是非実装して欲しい。

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「チーム2」
最優秀賞
作品名:セピアキャット
現在と過去の写真を地図上で見比べて三島市に対する愛着心を醸成するアプリ。
イベントを通じて写真と当時の様子をコメントとして収集し、写真データも
オープンソースとして市の財産にしていく。
接続のトラブルもあったが、日大の学生が緊張しながらもしっかりとプレゼン。
(質疑応答)
・データをためる運用面の課題については、小学校と協力してお爺ちゃんたちの
昔の写真を持ってきてもらってなど連携していきたい。写真のスキャンの技術も
あがってきている。
・写真だけでなく、もっと昔の東海道の絵巻物などともリンクできると面白い。
・写真だけでなく、文字や地域のことを残せるとよい。方言などもある。
・説明を見て想像していた機能が、しっかり機能としてあるのがよかった。

「チーム3」
アイディア賞
作品名:みしまいじゅうIF
三島市に移住した際に、どういった生活が送れるのかをシュミレートできるWEBサービス。
1日の行動パターンを組み合わせてプランニングすることができる。
(質疑応答)
・情報展開と、興味の部分については、三島に移住するターゲットをもう少し分析すると、よりリアリティが出ただろう。
今のままだと、観光面での情報発信に近い。今後、移住者のヒアリングなどを通じてブラッシュアップするといいだろう。
・なぜ、紙媒体にしているのか?Webにしないのか?ということは、分かる。しかし、紙媒体にも効果があることが調査されているので、両方あったほうがよい。
・情報展開については、東急ホテルが、三島駅南口にできる。渋谷のスクランブル交差点の電光掲示板で宣伝してもらう。
東急ホテルのレストランには三島の食材を使ったお店を用意し、三島をより知ってもらえるよう考えている。

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最後に。
三島市が初主催のハッカソンとして Code for Numazuがお手伝いできたことを喜ばしく思います。
1度のハッカソン開催で地域課題が解決するわけではありません、今後も継続的に三島市だけではなく
静岡東部の皆さんと一緒に活動していけたらと思います。

ご協力いただいた三島市情報システム課の方々、
ハンズオンの教材をご提供いただいたアシアル様、
静岡県政策企画部情報統計局情報政策課 浦田様、
参加者の皆様ありがとうございました。大変お疲れさまでした。

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https://theta360.com/s/dUjI2EY7d59GR1nUk97z1DLrI

 

Posted on: 2016年12月19日, by :

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