IODDみしま 2020

2020/3/7
IODDみしま オンラインを行いました。
このイベントは世界的なオープンデータの日に地元でもオープンデータについて語ってみよう!という会となっており、コロナウィルスの影響で集会の自粛要請を踏まえて三島市での開催予定をオンラインに変更して行うこととなりました。

今回のイベントの趣旨は、地域の為に何かやりたいな?でもどうしたらいいだろう、
という方に一歩踏み出してもらえる様な仕掛けを作ろうということで行われています。

オンラインにはZoomというツールを利用し、URLを共有することで複数遠隔地&複数人参加が参加になっています。
各自自宅などからの参加となっていますが、みしま 未来研究所ではZoomが利用しづらい環境の数人が集まり、拠点の1つとしてつないでいました。
オンラインイベントの知見も交えながらイベントの様子をご紹介します。

<利用ツール>
・Zoom 有料版(無料だと時間制限があるのでイベントでは使いにくい)
・Slido. 質問などは随時記載してもらい、後から時間をとって回答する

<準備>
まずはスタッフや登壇者がツールの利用に慣れてるために事前にリハーサルを行います。
リハーサル内容は
・各拠点の音声チェック
・各拠点の画像チェック
・参加者の発言方法
・音声トラブルなどのヘルプ方法
などを共有しておきます。

同じ拠点でそれぞれのPCから音声、マイク入力などを行っているとハウリングしてしまう為
PCから音声出す場合にはマイクをミュートにする、イヤホンを着用して音を聞く、
場所をめっちゃ離すなどの対応が必要です。
また、当然の事ながら通信回線の速度が遅いと音声の遅延、画面のフリーズなどが起こるので十分な回線環境の場所でつないでもらう必要があります。

また、アナロググラレコを導入するにあたって描き手がどうやればやりやすいかなども確認します。
今回は我が家とみしま 未来研究所の拠点でそれぞれグラレコする形になっていたので
・画面はスクリーンもしくはTVの様な大画面に映す
・音声は携帯などの小さい端末からinしてイヤホンで聴く・壁に模造紙を貼ってグラレコする
という形で行いました。

発言者以外は全員ミュートにしておくというルールにしておきましょう。
マイクをオンにして黙っていると雑音や環境音が大きく入り込みやすいので
ホスト側の権限で入室者を全員ミュートで入室させるという形にします。
反応が読めずに話しづらいのですが、そこは参加者が顔やジェスチャーで大きく反応して
あげるとやりやすいです。

全員が問題なく進行できる様になったので、環境はそのままにしておいて一旦休憩をして本番に挑みます。

オンラインでのアナロググラレコの様子

タイムスケジュール

1. 14:00-14:10 オープニング
2. 14:10-14:40 オープンデータとデジタル社会のお話
3. 14:40-15:15 パネルディスカッション
4. 15:15-15:45 ツールチャレンジ
5. 15:45-16:00 エンディング

——————————————————————————————————————
1.オープニング

まずはツールの利用方法、ヘルプの方法などを事前に説明し
本日のイベントの案内へと入ります。
今回は音声で案内するのみでしたが、後から入ってきた人のためにチャットに残しておくと
親切でしたね。(その辺りは登壇者さんがフォローしてくださいました、ありがたい!)

2.オープンデータとデジタル社会のお話

CivicTechLab佐藤明日香さんのグラレコ

基調講演となるCode for ふじのくに 代表(内閣府オープンデータ伝道師)の市川博之から
オープンデータなどが言われる様になった社会背景、行政の役割の変化と市民協働、
これからのまちスマートシティについてなどが語られました。

常葉大学中村沙絵さんのグラレコ

3.パネルディスカッション

市川博之をコーディネータとして
三島市役所の原さん、富士市の佐野さんの3人でパネルディスカッションを行います。

<登壇者の紹介>

・三島市役所 原礼敏さん
各地の市役所職員との交流の場を作ることをベースに、繋がった仲間と何かアクションを起こすという活動をしています。
みしま 未来研究所をベース拠点として、デザインラボなども行っています。

・富士市 佐野浩士さん
富士市のゴミ出し情報アプリ「5374」を作成しているシビックテッカー。
本来はオープンデータを作って作成されている5374アプリだが、富士市ではゴミ出し情報は
オープンデータになっていない為、毎年更新の度に市役所にデータをもらいに行っている。

トークテーマは
・自己紹介&今までやってきた活動
・現在まで続けてきたモチベーション
・今年やりたいこと
・一緒にやりたいのはどんな人?
をそれぞれ語っていただいた後で、Slidoに挙げられた質問に答えていく形で
パネルディスカッションを行いました。

CivicTechLab佐藤明日香さんのグラレコ

 

常葉大学中村沙絵さんのグラレコ

4.ツールチャレンジ

在宅勤務や外出を控える様な自粛ムードになっている中で、オンラインツールのやり方を覚えると
もっと出来ることが増えるのではないか?という事で
「Zoom」「Googleスプレッドシート」「Slido.」というツール3つの使い方説明会を行いました。
ここでは3つの説明を同時進行という形になるので、Zoomのアウトブレイク機能を使っています。
ホストが事前にルームを作成し、参加者をそれぞれのルームに振り分け、各ルームごとに話を進行するという設定にします。
ルームに振り分けられた後は、今まで話を行っていたメインルームは空っぽとなるので後から
Inした方は話に入れないのが難点ですが、メインルームに誰か残っている状態であればメインルームでも会話は可能です。

最後にグラレコを共有して本日の振り返りを行い、会は終了となりました。
オンラインでも工夫次第でいろいろなことが出来るので、今後はオンラインの活動も増やしていければと思います。

また、そのイベントを静岡新聞さんが取材してくれました!
Online版をご覧ください。
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/744767.html?fbclid=IwAR3Nt5jt56t9kbKPINneTKrGbW2r6m3AIyQPcDr1ZTcJHZZaeAPkle2alaU

Posted on: 2020年3月13日, by :

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください