アーバンデータチャレンジ2017中間シンポジウム

2017/11/27 石川県金沢市にてアーバンデータチャレンジ2017中間シンポジウムが行われました。
Code for Numazuの代表が静岡ブロックコーディネーターとして参加しました。
参加して特に重要に感じた議事録を公開させていただきます。
詳細報告についてはCode for KANAZAWAの開催報告をご確認ください。

講演」——————————————————————————————————————-
<金沢市におけるシビックテックの推進について 金沢市長 山野之義>

元ソフトバンク出身、出身だがインターネットが流行る以前に辞めたのそんなに詳しくない。
でも勘違いされるので、それを活用していこうと思っている。

「ITビジネスプラザ武蔵」
ITやろーの溜まり場として使って欲しい、開業してから10年経った今起業家・クリエイターが
ワイガヤしながら交流できるスペースをさらに活発にさせたいと改装した。
サロンスペースの机や書類入れは閉校となった小学校で使っていた机や下駄箱をリフォーム。
プログラミング教育のために東京から人を呼んだり、地元の人間と交流を広めてみる。

「オープンデータ」
公共データを自由に利用できる環境が欲しい人と、ITベンチャー企業を呼んで
ビジネスランチミーティングを平成24年7月に行った。
市長になった次の年からアプリコンテストを開催している。
観光アプリを作って使えるように開発していたが、観光に使えるデータがなかなかないと
交換会でベンチャーの方から意見が出た。
それから施設オープンデータ、画像、イベント情報、統計、環境、文化歴史等を
オープンデータで利用してもらえるように進めている。

「アプリコンテスト」
平成23年に開催した時にはほとんどが観光アプリだった。一次は書類審査、二次は公開審査にした。
作品は作った人のパッションが伝わるものではないとだめだと思っているので公開審査にしている。
関係者しかいない発表会でも開発者が思いを語る場が重要。
平成29年にはオープンデータアプリコンテストからシビックテックコンテストに変更して
観光だけじゃなく、まずは生活している人付加価値を与えられる提案ができるようなアプリケーションやアイデアを出して欲しい。
プレゼン会場は21世紀美術館にしているので、そこで発表するだけでも自信になるようにしている。

「市民によるシビックテック取り組み」
社会実装型ハッカソンでは子育て支援と商店街支援を中心に課題解決を目指している。
赤ちゃんを連れたお母さんがオムツを変える場所がわかっていないと、遊びにはいけない。
市内のトイレはお母さんでも使いやすいものをするようにお金をかけて整備している、
そしてそれがどこにあるかを解るようにオープンデータにしていく。
Code for Kanazawaと一緒にシビックハックナイトやアーバンデータチャレンジを
取り組んでいるが、自分も時間があれば少しでも顔を出してみんなのモチベーションを上げられればいいと思っている。
シビックテックのことは金沢に聞け!と言われるような金沢にしていきたい。
市民課題の解決の糸口になればいいと思ってシビックテックを取り組んでいる。
金沢の伝統や学術、文化は交流を通じて発展し、付加価値をつけることによって世界の交流拠点都市金沢にしていきたい。

金沢市長 山野さん

「講演」——————————————————————————————————————
<政府におけるオープンデータの取り組み 内閣官房IT総合戦略室内閣参事官 山路栄作>

「政府におけるオープンデータの取り組み」
政府にIT戦略本部が設置されている。
去年の12月に官民データ活用推進基本法が制定されオープンデータに取り組むことが記載されている。
第11条に、国及び地方公共団体は、オープンデータに関わることが義務可。
事業者は、個人、法人でも権益に関するものはオープンデータの努力義務が必要。
2020年までを集中取り組み期間として、総理の指示が出ている。
内閣官房IT室は、今年の5月にオープンデータ基本指針を作成。
オープンデータの意義は、官民協業を通じて課題を解決していく、行政の透明性をあげる。
オープンデータの定義として、営利・非営利に問わず使える、機械判読できる、無償で使えるものと定義。
行政が保有するデータは原則公開し、公開できないものは公開できない理由を明確にすること。

「政府のオープンデータの取り組み」
・行政機関の所有するデータの棚卸し
12月中に行政機関のデータの持っているリストを公開しようとしている。
→ データがあればサービスやアプリができると考える際
行政が持っているデータ、頻度、フォーマットがわかればこれまで表に出てこなかった潜在的なニーズがわかる。
・官民ラウンドテーブルを開催する
データを活用したい人、データを持つ行政が一緒のテーブルについて議論する場。
1回目は、観光・移動
2回目は、防災・インフラ・減災・安全安心 をテーマに年度内に実施。次回テーマは現在、募集中である。
平成32年度までに地方公共団体のオープンデータ公開率を100%にする。
現在、未公開の都道府県は6県ある。
県の方々がオープンデータに取り組めるように協力していく。
政府は自治体の取り組みを手伝うために、自治体ガイドライン、手引き書を提供している。
地方公共団体パッケージや、オープンデータ100も公開している。
オープンデータ伝道師の制度も活用できる。
地方公共団体向けパッケージ、福岡市、久留米市でダッシュボードを利用してもらっている。
オープンデータの残り未公開の1500自治体に推奨データセットを作成した。
未公開の自治体がどういうデータから、どのような形でやっていいのかをわかりやすくしている。

地方自治体からは、強制的に出せ、と言われる方が出しやすい。が、地方自治の観点からそこまではできない。
推奨データセットを出した際に、いろいろな企業が利用できることはアンケートでとっており、活用できるものがあることはわかっている。
官民データ活用推進法には、マイナンバーの活用の普及も含まれている。

「UDC2017地域拠点PRと活動報告」———————————————————————————-
・地域の特産品・名産品を使った地域PR

各地の名産品PRの様子

・地域拠点活動報告ポスターセッション

静岡ブロックポスター

 

静岡ブロック活動報告の様子

「地域拠点LT」——————————————————————————————————–
<青森>
弘前市役所:栄田 12月議会が始まり来れるか微妙だった
活動記録と予定 市の事業としてアイデアソンは実施していたが
アイデアソン自体に馴染みが少なくイベントの結果を作品応募に繋げられるか不透明。
学校とコラボしようと考え賞金を出したら、結構学生が乗り気になった。
イベントの開催時期設定が難しい。
7月スタートで学生をターゲットにすると10月以降までイベントを設定しづらい(冬は雪振りまくって外出が億劫)
多くの人にとって平等に考えられるテーマを設定するのが大変。

<福井>
福井県は嶺南の観光が進んでいない、線路が開通するのをきっかけに
観光も徐々に盛り上げていきたいので公共交通の勉強会と、アイデアソンを開催した。
今後はその中で出た「マイ時刻表」「とれくるPon」「若狭UME」の3つのプロジェクトを進めていく。
福井は平成25年からオープンデータを出して175のデータがあるが
実際に市民に使ってもらえるデータが少ないので、改善していきたい。

<広島>
地域の中高生や大学生と連携して
フードバンク、フードロスをテーマにしてアイデアを出し合っている。

<長崎>
7月にCode for Nagasakiを立ち上げ毎月活動を続けているが
ゆるい組織にしたいので会則や会費などは設けていない。
7/25キックオフイベント→8/29オープンデータを知ろう勉強会→
アイデアソン→アイデアソン→12/2ハッカソン開催する。

<熊本>
地方4自治体の課題について地方創生の観点で盛り上げるアイデアソンを開催。
オープンデータ空白地の都市に自らデータを作成し、自分たちでストリートビューを作った
鳥獣対策とジビエ流通に関する課題のアイデアソンも行う。

<鹿児島>
去年まで肝付町を中心に活動していたが、人の集まることが難しいので鹿児島市が引き継いだ。
何もわからないので、まずオープンデータは何?という勉強会から始めた。
11/30アイデアソン→2/10ハッカソンを開催する

<沖縄>
2016年に金沢市の福島さんを呼んでシビックテック勉強会を開催。
沖縄オープンラボラトリーは社会貢献できるような活動を目標にしている。
琉球大学を中心にハッカソンを開催、賞金や東大を倒すことが生徒のモチベーションになっている。
12/4に沖縄オープンラボラトリーが主催するセミナーでアーバンデータチャレンジ
スペシャルセッションを用意して講演会を開催する。

<香川>
公共交通データ利活用セミナー(GTFS)
瀬戸内の船旅をするのにGooglemapで時間が表示されなかったので、時刻表見れるようになれば
もっと便利になると思った。
勉強会開催の呼びかけをしたらJR職員がめっちゃ集まった。
ワークショップやるよって言ったら人がなかなか集まらないので
項目の中にこっそり入れておいて、当日いきなり開催した。
消防団ならぬ情報団を作成し行政交通機関が提供できるデータと市民が欲しがるデータを可視化した。

「懇談会&LT大会」-—————————————————————————————————-

LT大会では飛び入りで話したいことを募集したところ9人が参加しました。
富山ブロックの松本さんからは、オープンデータを使って社会がどうなるかをゲーム化した
カードゲームが紹介されました。

富山ブロック松本さん

現在アーバンデータチャレンジ2017静岡ブロックでは、
WikipediaTown、セピアキャット、静岡&台湾友好ハッカソン等がエントリーされています。
静岡地域での活動などアーバンデータチャレンジに募集して見たい方はぜひご連絡ください。

Posted on: 2017年11月27日, by : h.ichikawa

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